AITTA

JOURNAL

2022.01.30真綿

 

真綿:まわた

日本では木綿が入ってくる以前(室町時代)は綿-わた-というと この「真綿」の事を指していたそうです

木綿が綿-わた-と呼ばれる様になってからは 本来の綿-わた-という意味で「真綿」と称される様になったとか

真綿の布団 真綿の半纏 真綿の背当て… 今は大変珍しくなってしまった 冬の贅沢品

 

蚕の繭を重曹で煮て 熟練の手作業で袋状に広げていく

それはそれは 大変な「真綿かけ」という一つの作業により この美しい袋真綿ができます

私は こんなに優しい素材を 他に知りません

また一つ 日本の手仕事を誇りに思いました

 

茨城県結城にて