AITTA

JOURNAL

2022.03.26医食同源


三寒四温
暑さ寒さも彼岸まで
桜前線

長く厳しい冬が終わり 植物も日毎に忙しくなってきています
人も 身体中で季節の変わり目を感じ
そのゆらぎを楽しみながら 桜を待ちます

年末に 玄米麹と塩 ざらめで漬け込んでいた大根漬けも暖かさを感じとり 最期の時を迎えました

発酵という尊い仕業は 腐敗ではありません
人が生まれるずうっと前から 存在し 繰り返され 変わらずに営まれる完璧なしごと

パリパリとした歯触りを残し 独特の風味をたくわえた「古漬け」は乳酸菌のかたまり
乳酸菌は私たちにとって なくてはならない味方で 腸内環境が全ての健康をコントロールしているとも

おばあちゃんたちが 持ち寄った「それら」を囲みながら永遠とお茶を飲んでいた光景を思い出しますが
化学的な証拠なんてない時代でも 人は身体に良いものをわかっていたのですね

『その季節に そこにあるものが 人に必要なもの』

そんなことを思いながら 今日もお茶と古漬けのスパイラルが続きます