AITTA

JOURNAL

2022.11.14つかいみち


樹木希林さんは「始末」とおっしゃってましたが 正にその通りだと思います
始めと終わり(末)が大切だということは 全てに当てはまると教えて頂きました

私もその素敵な考えが大好きでして 常に心がけていたいと思うのは 
そこに在るものに「つかいみち」を見つけ「始末」をすることです

着物は表地だけで構成されているのではありません
表地以上の手間で胴裏・裾回し・襟裏などの布地を使います
もちろん化繊も存在しますが 肌に触れる箇所は絹が主役
全て決められた場所に決められた縫い方で収められています

そんな大切な絹地ですのに 着物に新しい息を吹き込む時に中々利用できないものも出てしまいます
でもね その「つかいみち」を見つけたのです

展示会のショッパーにして花道を飾ってもらいましょう

いいえ もしかしたら それがこの絹地の「始まり」になるかも知れません

なんて素敵でしょう