AITTA

JOURNAL

2023.02.24毘沙門亀甲

亀甲柄とは六角形を基本とした幾何学文様の一種
カメの甲ら模様に似ている事が由来で 正六角形は自然界において最も安定した形と言われているそうです
そう言えば蜂の巣も六角形ですね

古の人々は亀甲を尊び 長寿 平安 無病息災の願いをこめて用いました
その中でも古くより「強さ」と「繁栄」の吉祥模様として愛用されてきたのが この毘沙門亀甲でした
毘沙門天は仏法を守護する四天王・十二天の一つで 甲冑を着け片手に宝塔、片手に宝棒を持ち
厳しい形相で災いに睨みを利かせています
その毘沙門様が身に着けていらっしゃる甲冑の柄がこの『毘沙門亀甲』だそうです

時代は変われど 平安を願う人々の思いは変わらないはず
悪しきを払い 福を呼んでもらいたいものです

それにしても 力強くスタイリッシュなデザインに見惚れてしまうのは 私だけでしょうか